午後1の取り組み(国語の問題)
こんにちは
11月は、AUに必要な前提知識の拡充と、問題を解くための国語の練習を目的として、PM及びSTの午後1に取り組んでおりました。
参考にしたのは、前に紹介させて戴いた、
「情報処理教科書 プロジェクトマネージャ」
「情報処理教科書 ITストラテジスト」
この二冊です。どちらも「問題の解き方」に徹底的にこだわった良本だと思います。
さて面白いことに、この二冊の本に書いてある「午後1の解き方」は微妙に異なっているのです。
(それを具体的に書くのはちょっと差し控えますね)
問題を解き始める前までは、この違いは著者の個性による違いだと思っていました。つまり、それぞれの著者がそれぞれに編み出した解法であるが故に違っているのだと。
しかし問題を解き進めていくと、これは著者の個性だけではなく、PMとSTの午後1問題の特徴に合わせてあるから違うのだということに気がつきました。
午後1問題の特徴を対比させると、こんな感じです。
区分 | 専門知識の必要性 | 設問と問題文の位置関係 |
---|---|---|
PM | 必要。PM知識に基づく思考回路が身についていないと解けない。問題文のヒント記述に専門知識を加えて解答になるものが多い。 | 各設問の先頭に[段落]が指定してある。その段落まで読めば答えを導き出せることがほとんど。 |
ST | 専門的なIT知識は不要。それが必要な局面になるとSAを顎で使うらしい(笑)。ただしコンサル的な思考は必要。一般論で答えられるものが多い。 | 設問に対するヒントは問題文全体に散らばっていることが多い。設問を正確に理解し、複数のヒント記述から解答を論理的に組み立てる必要がある。 |
問題に取り組んだ感想としては、PMの方が専門職試験の特色が濃く、STの方はPMよりさらにジェネラリスト色が強い感じです。
また、STの方が、より「国語の問題」になっている気がしました。そのせいか自分の正答率のバラツキも非常に大きく、よく出来た時は80点取れるのに悪いと20点というありさまです。設問で何が問われているのかを正確に把握した上で解答を組み立てないと、悲惨な結果になるのです。
午後1の解法も、それぞれの午後1の特色に合わせて違うものになっているのだということがわかりました。つまり、設問文と問題文の位置関係、具体的にはヒントとなる記述の見つけ方に考慮した解法になっていたのです。
さて、肝心のAUの午後1ですが、上の表のPMとSTの中間に位置づけられるのかと思っています。
ただAUの午後1に手をつけるのは、まだもう少し先になりそうです。PMについては参考書で指定されている必須問題と重要問題を二周したのでここらで切りをつけますが、あとしばらくはSTの午後1に取り組んで国語力アップの努力を続ける予定です。
AUの勉強は、電車の中で監査基準や管理基準を読み直したり、前の日記で紹介した本を読む予定です。
それにしてもどんな解法がAUによいのか、果たして上手くつかめることやら・・・。